よろしく、先生!!

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『おはよ、圭(ケイ)。今日こそデートしてくれるんでしょうね。』 『圭、おっは。愛してるわっ。』 『おっす、遊び人。女の子紹介してくれよ。昨日ナンパ失敗してよ~。』 『もちろん、よろこんで、ユミちゃん。』 『俺もよん、ミカちゃん。チュッ』 『俺の女はやらねぇよ。諦めろ、前田。』 朝から忙しくあちこちから声がかかる。 この学校で彼を知らない者はないだろう。 人呼んで…遊び人の圭。 来るもの拒まず、追う者追わず。 それでも、彼に視線が向く。 たえず、告白され、もはや、それを聞くのが日課になっていると言っても過言ではない。 『俺ってモテモテ!?』 自分で言っても許されてしまうのだから、かなりうらやましい。
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