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いつのまにか今までの雰囲気を吹き飛ばして、和やかな空気が流れていた。
『さてと、どうする?正直今の話聞いて続けるか迷っちゃってるんだけど。』
『もちろん、続けますよ。一ノ瀬くんと話してて、恋をしない理由はなくなりましたから』
そう言って微笑んだ。
-なんだかよく分からないが俺は何か手助けが出来たらしい。良かった。笑ってる。-
『母の言う、いい恋をしますよ。一ノ瀬くん、ビシバシご指導よろしくお願いしますよ。エイ・エイ・オーです。』
『ははっ。OK。じゃあ、そろそろ外歩こうか。デート再開ってことで。』
『はい。行きましょうか。』
やっぱりさらっとスルーされてしまい肩を落としたが、なんだか安心した。
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