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私は、黙々と読んでいた。
幸いか、普段から近寄りがたい空気を放っているらしく、誰も声をかけたりはしない。
が、珍しく一人、声をかけてきた。
『おはよ。橘さんも恋愛の本読んだりするんだぁ。恋でもしてるの?』
声をかけた本人は冗談だったのだろう。
しかし、あまりにタイムリーな質問につい彼女を睨んでしまった。いや、実際には見ただけのつもりがそう見えたようだ。
彼女はビクッとして、ごめんなさいと言いながら去ってしまった。
恋はしてないが、気にしていたことがなぜ彼女に分かったのだろうか?
すると、もう一人うるさいやつが、声をかけてきた。
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