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「はいよ~アイスコーシー」
いつも行く雀荘のオバちゃんは、アイスコーヒーを、
アイスコーシーって言ってます。
そんな可愛いオバちゃんかと思いきや、
実はなかなかの強者でして、
いつもエコーをバコバコ吸ってるし、熱くなると、平気で朝まで打っちゃたりするし、なりよりも、口癖が“若いモンには負けねぇ”だし。
オバちゃん、ファンキー過ぎだって。
ついこの間、
草木も眠る丑三つ時、お子様な僕は、超眠くなってしまい、思考が停止しそうだったので、オバちゃんにコーヒーを頼みました。
オバちゃんは、二つ返事で、快くコーヒーを、いや、オバちゃん的には、アイスコーシーを持ってきてくれました。
煙草の煙った部屋の窓を開けて換気すると、生温い南風が入ってきて、オバちゃんが持ってきてくれたアイスコーヒーの氷が、良い感じに溶けて、涼しげな感じを出してました。
すこぶる眠たさと、喉が渇いてる拙者は、一気に飲み干そうと、コーヒーを口に含むと、
!?
口から入ったコーヒーが、口から鼻へ、鼻から口へ戻って、口からグラスへ…
僕は、ビックリして、
オバちゃん!?
コレ何?
流し場で煙草を吹かしてるオバちゃんの目の前には…
何故か、
めんつゆが!?
オバちゃんは、
「ミルク入れてあげたよ~」
いや、そうじゃなくてさ、
「ミルクは私のミルクじゃないよ~」
「私のミルクはもう出ないからね~ヒャヒャヒャ」
いや、
マジでぶん殴っていい?
その笑いは妖怪かっての。
これは1年前にも喰らった事のある、
必殺、
アイス…
めんつゆ(ミルク入り)
外見はアイスコーヒーそっくりで、ダシが利いてます。
眠さは吹き飛びますが、口の中に、カツオ風味が残ります。
まー
オバちゃんのお陰で、眠気も覚めたから、
良かったのかなぁ?
みなさんも目覚めたい時には、
ぜひ、お試しください。
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