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俺は川下りをしていた。
ボートやイカダもなく、腰に巻き付けたロープだけで、どんどん川を流れにそって下っていく。
ちなみに、腰に巻き付いたロープが何かに繋がってる訳ではないので、俺の後ろでぷかぷか浮かんでいるだけ。だけどそれがないと俺は溺れてしまう設定だった。
ようやく川の流れが緩やかになり、俺は岸へ上がった。
そこには、威厳ある白ヒゲを蓄えた見知らぬジジイがいた
「おぉ、勇者、翔よ。よく聖地へと来た」
ジジイがそうゆう。辺りをみると時のオカリナの時の神殿にいた【知らない人ごめん】
「さぁ、翔よ。お前は選ばれし勇者だ。剣を台座から抜くのだ。」
ジジイが移動すると、そこには台座に刺さったキラキラと光る剣があった。
しかし、台座から剣を抜こうとしても抜けなかった。
「何をしておるのじゃ。勇者でもないお前が抜けるわけないだろう」
ジジイの言葉が俺の胸に突き刺さる。
支離滅裂もいい所だ。
「しかし、抜けないのならこれを使いなさい。」
ジジイがそういって渡してきた物は【削岩機】だった。
「さぁ、剣を抜くのだ!!」
ジジイの言葉に後押しされ、俺は両手で削岩機を支え
剣の刺さる石の台座を砕き始めた。
という夢をみたんだ―――
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