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俺は今海賊船に乗っている。
荒々しい波と風、身体に突き刺さる雨が痛い。
その中で、俺は鬼ごっこをしていた。
相手はバスケットボールをドリブルしながら近づいてくる。
ダボンダボンと一定のリズムを取りながら、俺との距離を縮めてくる。
この時の俺は、物凄く恐怖していた。
足が上手く地面を蹴れない。
少しでも早く逃げようと、身体を前へ倒した。
その時、ある提案が脳裏に過ぎった。
今の俺、飛べんじゃね?
俺は飛んだ。
嵐の中、足をバタつかせ、手を羽ばたかせると、空を飛べた。
ダボンダボンという音が徐々に遠くなる。
嬉しかった。
逃げ切れた事より、飛べた事が嬉しかった。
チラリと、自分がいた海賊船に目を向けた。
俺を追っていたバスケットボールを持った奴も、バスケットボールを追いて飛んできた。
俺は、そいつと手を繋ぎ、喜びを分かち合った。
バルサミコ酢 やっぱいらへんでぇ~
どこからか、ウッウッ(・∀・)ウマウマが流れてきた。
徐々に世界が歪み、ガクンッと落ちた
―――という夢を見たんだ。
起きたら汗だくで携帯からアラームのウッウッ(・∀・)ウマウマが流れてた
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