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「わたしもいっしょに寝ます。お屋敷ではいつもこうですから。」
妖夢はきちがいのようになってベッドに飛びこみました。
「おまえさんもベッドにはいるかね。」
リリカは妖夢もいっしょにベッドに押し倒しましたが半霊ははいりませんでした。
妖夢はばたばたしながら幽々子にからみつきました。
「お嬢様そこはいいですか。いいんですか。云ってくれないとわかりませんよ。」
「らめぇ。そこはらめなのぉ。」
幽々子はまるで悲鳴をあげる焼きプリンな声で返事しました。
「大丈夫さ。だから変な声出すなというんだ。」
リリカは妖夢をベッドからひきずり下ろしてそれからキーボードを用意して何とか妖怪小町とかいうものをじゃんじゃんばりばり弾きました。
すると妖夢はいかにも心配そうにその音の工合をきいていましたがとうとうこらえ切れなくなったふうで
「もう沢山です。どうかディゾルブスペルしてください。」
と云いました。
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