二、道具屋

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翔は身仕度を整え家を出た 数十分前 翔:「もしもし翔です。次郎さんですか?」 次郎:「翔ちゃん久しぶり」 翔:「用意して貰いたいものがあるんですがあえますか?」 次郎:「あぁいいよいつもの公園にいるからきなよ」 翔:「では一時間後に」 この次郎と呼ばれている男は道具屋である 武器から偽造免許証、パスポート、架空口座、携帯電話、車 何でも用意するのが道具屋次郎の商売だ 次郎との取引は用意する物の困難さで値段が変わってくる 数万単位から数千万のものまである 次郎は金に不自由はしていないはずだが公園でホームレスをしている。何故だか理由はわからない、ホームレスをする事によって得られる情報があったりするからなのだろうか 歳は見た感じ三十代後半から五十手前だろう、正確な年齢、何故道具屋になったのかもわからない
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