二、道具屋

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一方その頃龍は由香と別れて丹羽 達夫の行動を監視していた 普段はおちゃらけているが仕事はちゃんとこなす龍であった 翔:「いい天気だ、たまには何も考えず歩いてみるのも悪くないな」 翔は歩きながら瑠可にメールを返した ふと空を見上げ呟いた 翔:「オフクロ元気にしてっかな」 翔は北海道の出身だ、もう五年以上実家には戻ってない 高校を卒業と同時に東京に出てきた 北海道では仕事もなくこっちに出てくれば何かみつかると思っていた また翔自身、就職してサラリーマンになる事がいやだった 高校時代、電車で疲れてで寝ていたり、死んだような目をして立っているサラリーマンを見て俺はこうはなりたくないと思っていた
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