五、道

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堂島「翔、龍、お前たちに仕事を依頼するようになってもうすぐ二年になるな、お前たち二人、うちの組員になる気はならないか?いつまでもこのままって訳にはいかないだろう」 龍「そうですね。俺は堂島さんが面倒見てくるなら、お願いします」 堂島「翔は?どうする?」 翔はグラスのビールを一気に飲み干した 翔「自分は今すぐには答えは出せません。すいません」 しばしの沈黙が三人を包んだ 堂島「ふぅー、そうか」 タバコの煙を大きく吐き出し、堂島は言った 堂島「翔、答えは急がなくていい、ゆっくり考えてから聞かせてくれ。俺は翔と龍を本当の弟みたいに思ってる。2人が俺の下で働いてくれると心強い。」 そう言うと堂島は、グラスのビールを飲み干した 堂島「さあ、固い話しは終わりにして飲むぞ」
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