日常

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「お…おしい…もう少しで美味しい料理が食べれたのに…」 「そうかそうか。ならそれは職員室で食べさせてやろう。俺の説教はその料理程美味いとは思えないがな」 「ですよ…ね……」 教室中に溢れる俺を笑う生徒の声 自分の席に立ちながら俺は恥ずかしそうに頭をかく そしてそのまま横目で窓際の席に座る女の子をチラリと見る 腰までの黒髪を一つに結った少し大人っぽい女の子 その女の子もみんなと同じように俺を笑っていた
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