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「ちょっとちょっとーー 喧嘩と言えど、うちの人間に手を出したら、いくら俺が温厚でも許さないよ??」
今まで、黙って見ていたアシスは冷ややかな目で副会長を見つめる… その表情は酷く凍えるような冷めきった顔だった。
そのアシスの表情に理事長もシフォンも気づいた。アシスが岬もといクリフェイドのことで本気で怒っていることに・・
そして、アシスの口から出てきた言葉に一瞬にして青ざめる
「なに??喧嘩なら買うよ?? どちらの戦闘機の数が最後に多く残るか… 」
つまり、戦争しようか… そうアシスは言っているのだ。が、シフォンと理事長に岬はアシスのことを知っているため、安易に言っている意味を理解できるが、
ただアシスが自分のことをふざけて王子だと言っていると思い込んでいる周りはちがう。アシスの言葉に頭の中に"?"が増えるだけ‥
はぁー…
イヤになる… まったくもって憂鬱だ。
「おい、やめろ馬鹿。お前の場合は洒落にならないんだ。ったく… これ以上、事をややこしくさせるな」
疲れた表情で溜息つく岬はアシスを諌めた。
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