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「…さて、と…先生?
なぜ、貴方が此処にいるんです?そもそも、貴方の本職はちがうでしょう?」
「こ…の、ク…ソガキっ!!だ、れが…言うか…よ!!!」
床に突っ伏すも、いつまでも強情な結城。そんな結城を見兼ねた岬は、ふぅ…と溜息つくと眼鏡のブリッジを指先で軽く押し上げて言った
「まったく、先生。わかっていませんね。別に、ね… 僕は貴方に他の薬を撃つことも出来たわけですよ。
コロッと逝かせるような薬もあれば、媚薬の薬もあったわけです。…なのに、僕は貴方に身体が麻痺し痺れる麻酔を撃ち込みました…
何故だか、わかりますか? それは僕の優しさの一つだということです」
や…さし……さ…ッ…だと…?
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