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「悪い。迷惑かけたな、お前ら…。俺は今日からこの学園に赴任してきた結城 巧(ユウキ タクミ)だ」
岬を脇に抱え、名前を名乗る結城に製菓部の人達はたじたじ‥。
今まで、そんな先生はこの学園にいなかったからだ。
「「「は、はぁ…」」」
どう対応したらいいのか分からない彼らは、曖昧な返事を返すが結城は学園の事情を知っていたため、苦笑で返すと‥
「わりぃな… そこで眠ってる奴は、直に目を覚ますから安心しろ」
岬に眠らされた製菓部部員の金髪の男、煉を一瞥し岬を脇に抱えたまま、志紀を引き連れて部室を出て行った‥
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