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『………ちょっと待て。じゃあ、アイツは…;』
『え?決まってるじゃないですか、特別講師として参加してもらいます』
『は!?お前っ 自分がなに言ってるのか理解できてンのか?!』
『もちろんですよ。ですが、その体育祭対抗の学園が満のところなんですよ… 』
『は?』
『僕は満に負けるつもりはありません… 本気で行かせてもらいますので。いやー それにしても、マフィアが戦力って頼もしいですよね』
ふふっ… 岬は小さく笑った。……に対し、結城は頭をがしがし掻きながら焦燥の表情を浮かべる
『………オイ、ちょっと待てや、コラ』
ぐ、ぐぐぐ…っと岬の頭をわし掴みする結城は半目で口元をヒクつかせる
『いくらで請けたんだ?ん?霧島くん…?? 普段、面倒くさがり屋のお前が随分やる気あるじゃねーか?』
『え?いやですね、結城先生。僕だって学園の行事くらい普通に参加し…『ねぇだろ、バカ!守銭奴で金に目がないお前が自主的に?ないない!そんなときは地球滅亡だ。断じてありえねぇよ!!』
―― 本人に面と向かって言うあんたもどうかと思うが。
岬も岬で内心ひそかに毒づいていた…。
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