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……だって、仕方ないじゃないか!もともと参加する気なんてなかったが、理事長が備品を儲けた分… 半分金をくれるというから……
『ほう… 理事長にそう持ち掛けられたのか?岬くん』
頭上からの声にハッ!と顔を上げる岬に結城の引き攣る顔がド・アップだった‥
『な、何を言ってるんですか!結城先生!!!』
僅かに焦燥の表情へと変えた岬は動揺のあまりか、やたらと眼鏡のブリッジを指先で軽く押し上げる
『……声、漏れてたぞ?』
『うぐっ!だって、仕方ないじゃないですか… 僕はお金が大好きなんです!』
『知ってる。』
『じ『…が、見逃すわけにはいかねぇな… お前、他にまだ隠してることがあんだろ?』
…………へ!?
『何言ってるんですか?』
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