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―― 学園に戻った岬に待ち受けていたのは…
川島からの衝撃的な告知だった。
「………は?!」
「だから、何度も言わせるな。今日から俺がお前のルームメイトになった。寮は俺の所に移ってもらう」
「いや、僕まだ了承してないんですけど‥」
「椿や山田たちから話しも聞いた。霧島、前回もケガをして寮に帰ってきたらしいな?」
腕を組んだクラス委員長の川島は鋭い瞳を岬に向ける。
げっ… ヤバい
「…………」
川島から視線を逸らす岬の額から冷や汗が流れる
「御堂先生から聞いたが、なんでも…
暗殺計画に? 帝国を築き上げるつもりらしいな?」
岬は冷や汗を流しつつ、川島から顔を背ける。
なぜ、そんなことを知っているんだ!?
「おまけに、だ…
御堂先生たちの暗殺計画だけでなく、梅野の暗殺計画も企てていたそうだな?
そのうえ、生徒会や風紀、ランキング上位者の盗撮画像を親衛隊に売りさばいていただと?」
この男…… 別の意味で面倒だな。
しかし、一体どこで漏れたんだ…?
岬は知らない。アレを見ていた全員が岬の日記もとい生徒手帳を犯人が声に出して読み上げていたことを-
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