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「しかし、まぁ…
我等が主がどう判断するかによるがな」
「神は… あの方は彼を気に入ってますからね… 彼の自由を奪うことは避けたいはずですし…」
「何かと気にかけているからな。…しかし、なんでまたお前は生徒会なんかに入ったんだ?」
「最初は成り行きだったんですよ、 ただ後から思いましてね…
生徒会に入っていたほうが色々融通が利くかと- 。それで記憶操作はせず、生徒会の一役員として入ったんです」
「…………お前」
「…なんですか?その瞳は」
川島の意味ありげな視線に、不満な声を漏らすシフォンは睨むが‥
「いや、
ただ… 無自覚というのは色んな意味で本当に恐ろしいな、と思っただけだ。…気にするな」
という川島にシフォンは怪訝な目を向ける‥
「いや、意味がわかりませんよ」
隣で不満げな表情になるシフォンをちらりと見た川島は疲れた表情で溜め息ついた。
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