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「なんやったらこれから一緒に晩飯でもどうです?」
男はネパール人の夢を無視し晩飯に誘った。
「いいですね。是非行きましょう。良いお店知ってるんですよ。」
ガイドブックで仕入れた知識が火を吹く。流石はガイドブック、祇園、先斗町、高級店の名が次から次へと溢れ出す。明らかに自転車に乗っている二人組が行ける店ではなかった。
「お、いいやん。いい店知ってるやん。ふんふん。」
男は便乗した。さも既に1回行っているお店の様な反応だ。お前の目の付け所は中々やんけ、と言わんばかりに男はかっこをつけた。
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