💥〓World of Million💥〓

始まり

しばらく走ると街についた

ゆっくりと歩きだしたのでともは口を開いた

とも『ここは？』

るき「イストニア国。この街を守らなきゃいけないんだ…俺達は…」

とも『敵とか守らなきゃいけないとか なんだか意味がよくわかんないです…』

るき「１から説明しなきゃなんないのか？まぁ アジトまでまだ距離あるからいいか…」

とも『…』

るき「えと 俺達この街にいるみんなイストニア国の兵士でイストと呼ばれる。で、対する戦争相手だが モザーク国の兵士をモーグと呼ぶ。こいつらモーグを倒すのが俺達の役割…ざっというとこんなもんかな」

とも『私はイストで敵であるモーグを倒せばいいんですね？』

るき「そゆこと。てか敬語やめね？記憶なくなる前のお前にはそんな話し方されてないから気持ち悪いんだよ…」

とも『と 言われましても…』

るき「を 着くぞ！あの二階が俺達のアジトだ」

ともはゴクリと生唾を飲んだ…

（なんだろう…この緊張感…初めてくるところだから？いや違う…なんか嫌な予感がする…）

とも『るきあ、待って！』

るき「ん？」

とも『しっ！静かに！なんかいやな予感がする…』

るき「…」

とも『私 先行く』

るき「まっ！待て！」
と言ったときには とも はアジトの戸を開け その場に突っ立っていた…

るき「おい！」
と言いながら駆け寄る

とも『な…に…こ…れ…』

そこには 動かない人が血を流し 横たわっていた…

るき「ちっ…モーグに見つかったのか…みんなはきっと避難したんだろうな…連絡してみっからまってな…」

と言った瞬間黙っていたと思っていたともが絶叫した

とも『いやぁぁぁぁぁぁぁぁ』

頭を抱え叫びながらﾍﾞﾀﾝと座り込み顔が真っ青になっているとも

るき「おい！大丈夫か？おい！」
とるきあもしゃがみ ともの肩を持ち揺らした

とも『なっなんなの…意味わかんない…いやだ…いやだ…』
と泣いている

るき「…」
何も言わずにるきあはともの肩をゆっくりと自分へ引き寄せた

ともはるきあの腕の中で震えていた