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案内されたのは閑静なお屋敷…って表現がぴったりくるデカい家…
全く庶民なオレん家とえらい違いだな…と思いつつしずるさんの後に続く…
かなり奥まで案内されたのは広い座敷…
「ただいまお父様を呼んで参りますので」としずるさんは出て行った…
しっかしオレん家の近くにこんな家あったっけ…と思ってると「が~っはっはっ、儂が大和平八郎じゃ これからは儂の事をオヤジと呼ぶように!」とごっついオヤジが入ってきた
そしてしずるさんが…しずるさんが…お父様…って事はオレとしずるさんはそういう仲(//▽//)と思っていると
「ここに居る人達はみんなお父様とお呼びする事になってるんです ただ不知火さんの年頃の男性に『お父様』と呼ばれるのは気色が悪いと…」
あ…やっぱりオチがあるのね…と思っていると
「オヤジ、たっだいま~」と座敷を覗く女の子…
赤毛でショートカット、ボーイッシュな魅力が溢れるタイプだ…
「こら!凛子!年頃の娘がオヤジとはなんじゃ!」
「いいじゃんかよ、霞も吹雪もオヤジって呼んでるんだしよ…細かい事気にするとシワが増えるぜ
おっ、あんたが新入りか…確か不知火っつったっけ オレは飛龍凛子、よろしくな
じゃあオヤジ、飯には呼んでくれよな」と出て行った
「全くあの娘は…」と平八郎さん…頭から湯気が出そうな顔してます…
こっちは笑いをこらえるのに必死で変な顔になってます 自爆
しずるさんが横から「そろそろみんな帰ってくる時間ですわね では不知火さん、お部屋にご案内します」…と…
えっ?お部屋って?オレはオレん家があるのに…と思っているとオヤジが
「今日からここが君の家じゃ だから遠慮はするな」って…
いや、だからなんで急にここがオレん家に…
あ~、訳わかんね
オレの頭じゃ理解できねえから、しばらく様子を見る事にした…
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