お父様って…💧

2/7
前へ
/215ページ
次へ
案内されたのは閑静なお屋敷…って表現がぴったりくるデカい家… 全く庶民なオレん家とえらい違いだな…と思いつつしずるさんの後に続く… かなり奥まで案内されたのは広い座敷… 「ただいまお父様を呼んで参りますので」としずるさんは出て行った… しっかしオレん家の近くにこんな家あったっけ…と思ってると「が~っはっはっ、儂が大和平八郎じゃ これからは儂の事をオヤジと呼ぶように!」とごっついオヤジが入ってきた そしてしずるさんが…しずるさんが…お父様…って事はオレとしずるさんはそういう仲(//▽//)と思っていると 「ここに居る人達はみんなお父様とお呼びする事になってるんです ただ不知火さんの年頃の男性に『お父様』と呼ばれるのは気色が悪いと…」 あ…やっぱりオチがあるのね…と思っていると 「オヤジ、たっだいま~」と座敷を覗く女の子… 赤毛でショートカット、ボーイッシュな魅力が溢れるタイプだ… 「こら!凛子!年頃の娘がオヤジとはなんじゃ!」 「いいじゃんかよ、霞も吹雪もオヤジって呼んでるんだしよ…細かい事気にするとシワが増えるぜ おっ、あんたが新入りか…確か不知火っつったっけ オレは飛龍凛子、よろしくな じゃあオヤジ、飯には呼んでくれよな」と出て行った 「全くあの娘は…」と平八郎さん…頭から湯気が出そうな顔してます… こっちは笑いをこらえるのに必死で変な顔になってます 自爆 しずるさんが横から「そろそろみんな帰ってくる時間ですわね では不知火さん、お部屋にご案内します」…と… えっ?お部屋って?オレはオレん家があるのに…と思っているとオヤジが 「今日からここが君の家じゃ だから遠慮はするな」って… いや、だからなんで急にここがオレん家に… あ~、訳わかんね オレの頭じゃ理解できねえから、しばらく様子を見る事にした…
/215ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加