思いの欠片

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─3月。 ちょっと肌寒く.暖かい日差し の中 ジャリッ 砂利石を踏んで歩く。 空には雲1つなくて 空気はとてもさわやかだ。 わたし.音川柚寿(オトカワユズ)は 大きく深呼吸した。 かすかに線香のにおいがする。 こんなにも朝早くから 誰かきたのかな…。 そして. ぴたっと足を止めた。 その先には─
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