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「…っ、いやああああ!」
「はい、そこうるさいですよー
叫ぶくらいなら
勉強しましょうね。勉強」
そう言って、
担任の右近先生は
私をギロリと睨んだ。
でも、これは叫ばずには
いられないよ!
だって、だって、だって…
「また0点?
よくもまあこんな点数
毎回毎回とれるわね」
「ううう…」
そう笑ってきた
悪友の遥菜の手には、
89点と書かれた
答案用紙が握られている。
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