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僕は世界の終わりを見た。 それがどんなもの、どんな形、どんな色か… そんなものは分からなかった。 真っ白で何もない世界にただ先の見えない地平線が浮かんでいる。 そこに「僕」という人間がポツン、と…まるで世界に対応するのを忘れたかのように立っているだけだった。 でも分かったのは一つ… それが世界の終わりだということと そして、僕がそれを望んでいるという事だった。
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