出会い

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彼は動じた様子は無かった。 まるでこうなるのが分かっていたかのように…。 彼はやはり無言で自身の黒いコートから、なにやら紙を取り出しそこに書き始めた。 そしてそれを紙飛行機にして僕に飛ばした。 しかしやはり距離が届かないもので、飛行機はしばらく飛んだ後 近くのゴミ袋に突き刺さった これを読め… そう、彼は言いたいのだろう…… 彼はぼくが紙飛行機を目で追ううちに消えていた。
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