乙女

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クレープ屋さんに向かうまでの道も、チラシとにらめっこしながら、どれがいいかとか2人で騒ぎながら賑やかだった。 昔から変わらない私たち。 真里にはなんでも話せたし、一番気楽に一緒に居れた。 「あっ真里。ちょっとコンビニ寄っていい?」 「いーよ!なんか買うの?」 「なんか雑誌欲しくてさぁ」 「早くねっ!」 「あいあい。」 真里とコンビニに寄り道をし、雑誌コーナーで足を止める。 今どきの女性雑誌が沢山並び、色とりどりだった。 何冊かパラパラと雑誌を開き、いつも結局買っている雑誌を持ち、レジへ向かった。 「本当に由紀は決断力すごいよね!私なんて迷ってダメだわぁ…」 と、言いながら何種類ものお菓子を抱えレジへ向かっている。 …ある意味、迷ったもの全部買う決断力もすごいと思うけどね…
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