『セカイセイフク』

4/7
前へ
/12ページ
次へ
 高校生となり、僕のプランに狂いが生じた。  あっちの世界の人間が介入してきた。流石に、これは予想さえしてなかった。  奴は僕に言った。『お前のしてることは悪だ。やめる気がないなら、今すぐ殺す』  ……何、正義ぶっちゃってんの? 反吐が出るよ。正義を振りかざすなんて、奴のような凡人には似合わない。  銃を向けられてるけど、手は震えてる。甘すぎるんだ。殺すなら、すぐに殺す。そうしないと、死ぬのは自分なんだから。  躊躇いは死を導き出す。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加