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「この戦闘服を着れば、防御力、攻撃力ともに50%アップ!あの雑魚たちも一撃でやられるようなことにはならないわ!」
意外とアップする。
「これで世界征服もしやすくなるってもんよ」
「でもこのデザインは…」
はっきり言ってダサい。
「今の時代、悪の組織もスタイリッシュにいかなきゃいけないと思うんだよね」
「その通り!!」
バンッと勢いよくドアが開いて一人の男が現れた。
「というわけで、こんなのはどうだい?」
男は私たちの前にバサリ、と広げた。
それは薄暗い部屋でもわかるくらいにキラキラと輝いていて、襟元や袖口にフリルやレースがあしらわれていた。
「………何、これ」
「何って、戦闘服じゃないか」
「………誰の?」
「戦闘員たちのだよ」
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