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僕と彼は仲良し。
一緒の日に産まれて一緒に育った。
一緒のオモチャで遊んで一緒に散歩した。
最初は同じくらいの大きさだった彼は、すぐに僕より大きくなった。
僕の成長はゆっくりで、たまにもどかしく感じた。
でもこの小さな体で彼の背中に乗ったり、お腹にもたれてするお昼寝は好きだった。
彼は外で走り回るのが好きだった。
僕は足の速い彼のあとをたどたどしい足取りでついていく。
途中で転んで泣いてしまうと、彼はすぐに駆けつけてきて心配そうに僕の周りをぐるぐる回った。
何年か経つと僕は彼の大きさを越していた。
彼の成長は僕より早いからこれ以上大きくなることはなかった。
その代わり僕はどんどん大きくなっていった。
ある時、僕は彼と日課の散歩に出かけた。
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