シュールパナカーの求婚

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ラーマ一行はダンダカの森に居を構えた。 すると、噂を聞きつけた苦行者達が頼み事をしにやって来た。 「修行の邪魔をするラークシャサから護って下さい。」 「任せろ。退治してやる。貴方達は修行に専念すれば良い。」 子供の頃からしていたラークシャサ退治だ。 ラーマとラクシュマナは苦行者達の願いを聞き入れ、ラークシャサとの戦いの日々を送る事になった。 「兄さん!そっちに行きました!」 「ああ、任せろ!」 逃げ出したラークシャサを弓矢で射抜き退治する。 「クッ、こいつは手強いですね!」 人食い巨人ヴィラーダとの戦い。 「自信を持て!俺達に倒せない敵はいない!」 自信に満ちた兄さん……格好いい! 「はい!俺達は負けません!」 元気100倍のラクシュマナ。 ニッと笑ったラーマと共にヴィラーダを倒した。 「やった!兄さん!やりました!」 「ああ。お前も腕を上げたな。」 褒められ嬉しそうに笑うラクシュマナ。 そんな二人の戦いを見ていた者が一人……。 「素敵なお方……」 ぽっと頬を染め、ラーマを見つめるのはシュールパナカー。 .
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