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一目惚れだった。
イケメンで強いラーマにズッキュ~ンしていた。
「お嫁さんになりたい……。」
そして愛されたい。
この身体に彼を受け入れて……
あんな事やこんな事を……
「きゃっ、恥ずかしいっ」
一人妄想するシュールパナカー。
居ても立ってもいられずラーマの家へ押し掛ける。
「結婚して下さい!」
プロポーズされ、きょとんとするラーマ。
シーターも、きょとんとしてシュールパナカーを見る。
顔を真っ赤にし、恋する乙女がそこにいた。
「悪いが俺は結婚している。」
「2番目で良いからお願~い。」
一夫多妻の国だから、妻が居たって引き下がらない。
「断る。妻はシーター1人で充分だ。」
「そんなぁ……」
「結婚したいならラクシュマナとしたらどうだ?」
言われてラクシュマナを見る。
ラーマよりは落ちるが、それでもイケメンで強い。
ラクシュマナでも良いかな。
そう思ったシュールパナカーだったが……
「やっ、兄さん!俺にふらないで下さいよ!」
「貰ってやったらどうだ?」
「俺が!?ぶふっ、あはははは、兄さん、冗談はそこまでにして下さいよ、あはははは、俺がラークシャサを娶る訳ないでしょ、あはははは、」
ラクシュマナはあざけ笑うだけだった。
ちょっと良いかもと思っていたシュールパナカーは、恥辱にぷるぷる震え出す。
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