憧れの人を目指して

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ハヤテ「やだよ。俺は憧れの人にしか敬語を使わねえよ。」 カスミ「何よ。生意気ね。」 ハヤテ「何だと💢」 ウツギ「まぁまぁ。君たち。さぁ、ハヤテくん。モンスターボール4個だよ。これで、仲間になるポケモンをしっかり捕まえるんだよ。」 カスミ「4個?普通5個じゃない?」 ハヤテ「俺には、もう一匹相棒がいるんだよ。」 カスミ「相棒?」 ハヤテ「出てこい。ニューラ。」 カスミ「ニューラ?」 カスミは図鑑を開いた。 カスミ「へぇ~。悪・氷タイプのポケモンね…ってこのポケモン。どこで捕まえたのよ!雪山にしか分布してないわよ。」 ハヤテ「こいつは、今行方不明な父ちゃんがくれたんだよ…。」 カスミ「ゆ…行方不明!」 ウツギ「実は、半年前にハヤテくんの父が行方不明になったんだ…。警察にも捜してもらってるんだけど。」 ハヤテ「ニューラは10歳になったとき、旅好きの父ちゃんがくれたんだよ。できれば、この旅で父ちゃんを見つけ出したいんだよ。」 カスミ「そう。なんか悪いことしちゃったわね…。」 ウツギ「あっ!そうだ!ハヤテくん。ポケギア渡すのを忘れてたよ。僕の電話番号とカスミちゃんの電話番号は登録しておいたからね。」 ※ポケギアというのは、ちょっとした携帯だ。時計、地図、電話、ラジオの機能がついている。 ハヤテ「ありがとう。ウツギ博士。じゃあ、戻れ。ポケモンたち。よし、出発だ。」 カスミ「あっ。ちょっと待ちなさいよ。」 2人は、ウツギ研究所を出ていった。 ウツギ博士はある人に電話をした。 ウツギ「あっ。もしもし。オーキド博士ですか?ウツギです。」 オーキド「おお。ウツギくん。どうじゃった?ハヤテくんは?」 ウツギ「やっぱりまだ子供だなというのは、ありました。」 オーキド「そうか。ハヤテくんとカスミには、ジョウトの図鑑を完成させてほしいもんじゃな。」 ウツギ「そうですね。ところで、チコリータはどうします?」 オーキド「チコリータが余ったのか。実はもう1人旅をさせたくてな。」 ウツギ「決まっているんですか!」 オーキド「いや、決まっとらん。いい人材がいればとは思ってるんじゃが。」 ウツギ「そうですか。わかりました。」 こうして、ハヤテとカスミ。2人のジョウトの旅が始まった。
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