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５才のあたしは
幼稚園に通うのが
嫌だった
同級生からのイジメが
あたしを待っていたからだ
太ってるから
イジメに合う
でも小さいあたしには
まだ理解できなかった
幼稚園に通う日々のなかで
救いは
キンダーブックと
先生の存在だ
お迎えには
黄色コースと緑コースがあった
黄色コースはバス組
緑コースは、徒歩組だ
あたしの家はいじわる幼稚園から
歩いて１０分かからない距離にあったからだ
母親が
あたし達を保育園じゃなく
幼稚園に通わせたのは
彼女の見栄と金銭的理由だろう
保育園は
働く母親のためで
母親は働いてなかった
働かなくても、
父の給料で
充分やっていけたからだった
あたしは
幼稚園に通うことが
辛かった
母親はたびたび
あたしのお迎えを忘れた
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