5才

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祖父母の家は 1Fが居間と小さな部屋(納戸みたいな狭さ)とお風呂とトイレで 2Fは広いベランダと寝室ともう一部屋ある家だった 東京の下町で 小さな家だったが 当時あたし達が暮らしていた四畳半と六畳の借家に比べると 充分な広さに思えた あたしと姉は あたしが9才になるまで この東京の家で たくさんの楽しい思い出を作ることになる あたしは おばあちゃんの優しさと厳しさがあったから 今こうして 生きているんだと思う 母親は あたし達を 夏休みギリギリまで 預けて 自分は遊び回っていた ・
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