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母親の意地の悪さは
あたしを苦しめた
ある日の夕食
食卓には魚網で焼かれたピーマンの丸焼きが一品だけ
当時のあたしはピーマンが大嫌いで
食べれなかった
ニヤニヤする母親と姉
醤油をつけて食べている二人
あたしは
泣きながら、一口かじるが
食べられない
仕方なくふりかけで
ご飯を食べて
腹を満たす
悲しい気持ちと
ピーマンが大嫌いな自分が
惨めで
苦しかった。
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