7才

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登校班は姉の里奈と、里奈の同級生の知佳ちゃんと平屋の一軒隣の(あたしより3~4才年上だった)仁君の4人だった でもあたし達姉妹は母親が登校班の集合時間ギリギリまで寝てるせいで 先に行ってもらったりしていた 朝はプッチンコッコという魚卵をご飯にかけてかきこむように食べて 髪の毛を結ばれる… 動いたら罵声を浴びせるか叩かれるから動かないように細心の注意を払い 母親が用意した洋服に着替えて出かけるのだが… あたしはイジメられているから学校に行きたくない 特に登校班から遅れたら走って学校に行かないといけない… 学校は家から10分の距離だが あたしには20分にも30分にも感じられた… 泣き出したあたしにイライラする母親 姉を先に学校に行かせると… ここから、母親からの虐待が始まるのだ… .
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