コマンド少女と同好会

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小さな頃から特定の友達がいなかった。 別に人と話せないわけではなく、むしろ誰とでも話せる。 だから友達はできなかったとゆうより自らつくろうとしなかった。 友達がいなかったので外にでることもなく、家ではゲームをするかアニメを見ていたので世間一般で言うヲタクとゆうやつになった。 勉強する時間も悠々あったので成績は基本的にトップクラス。 インドア派だがスポーツをやれば、すぐ人並み以上にできるようになった。 身体能力は決して高くない、ただコツをすぐに習得できたゆうだけ話だと思う。 そんな感じで中学校を卒業し、高校に入ると父親の単身赴任に母親がついていき、俺は急遽一人暮らしとなってしまったが、意外にもすぐに慣れ生活能力も身についた。 そして高2の4月下旬にさしかかった。 いつものように放課後帰ろうとすると後ろから声をかけられた。 振り返ると同じクラスの桂來香(カツラライカ)が腕を組んで仁王立ちをしていた。 一見偉そうでムカつくポーズだが、髪質の良いセミロング、ヘアピンで綺麗に分けられた前髪に、赤いメガネが気の強そうな目つきによく似合っていて、美少女の部類に入る桂來香が相手なら特にムカつきもしない。 そして開口1番にこう言った。 「あなた!我が同好会に入りなさい!」 。
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