はじまり

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こいつとは昔から仲がよく悩み事とかはいつも相談していた。 「びっくりしましたよー。あんなでかいの昨日はありませんでしたもんねー。」 宇宙船は校庭のはじからはじまでうめつくしていた。100㍍はあるかと思われる。 「見に行こうぜ。」 ひろしは楽しそうに言った。 「まぢっすか?危ないっすよー。あんなんにエイリアンとかいたらどうするんすか?」 「そんなん見てみないとわかんないだろ。もしいたとしても悪いやつとは限らんだろ。お前は昔から何かするにも怯えてるから彼女できないんだろ。」 俺は何においても必ず不安との戦いから始まる。 そのため20年間彼女もできたことがない。 唯一あるとすれば好きな女の子を上野動物園に誘ったこと。。。 だけど行ってみたら閉園中。 普段ならそういったところまで確認するのは当たり前のことだ。 しかしその時は舞い上がっていたのか、当たり前のことをしなかったのだ。 「とりあえず10時にいつものところな。」 そういうとひろしは電話を切った。
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