1人が本棚に入れています
本棚に追加
こいつとは昔から仲がよく悩み事とかはいつも相談していた。
「びっくりしましたよー。あんなでかいの昨日はありませんでしたもんねー。」
宇宙船は校庭のはじからはじまでうめつくしていた。100㍍はあるかと思われる。
「見に行こうぜ。」
ひろしは楽しそうに言った。
「まぢっすか?危ないっすよー。あんなんにエイリアンとかいたらどうするんすか?」
「そんなん見てみないとわかんないだろ。もしいたとしても悪いやつとは限らんだろ。お前は昔から何かするにも怯えてるから彼女できないんだろ。」
俺は何においても必ず不安との戦いから始まる。
そのため20年間彼女もできたことがない。
唯一あるとすれば好きな女の子を上野動物園に誘ったこと。。。
だけど行ってみたら閉園中。
普段ならそういったところまで確認するのは当たり前のことだ。
しかしその時は舞い上がっていたのか、当たり前のことをしなかったのだ。
「とりあえず10時にいつものところな。」
そういうとひろしは電話を切った。
最初のコメントを投稿しよう!