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「オオオァァァァァア!!!!」
「ハッハァァァァァア!!!!」
そこは、工場の廃墟の様だった。
散乱した古錆びた器具、錆び付いた金属の匂いがツンと鼻につく。
誰も立ち入らない場所、忘れ去られた場所と言ってもいい。
そんな場所で、二つの、黒と白の影がぶつかり合っていた。
その背丈はどちらも小さく、小学生の様にも見えなくはなかった。
「狂気ィィィィィィイ!!!!」
「深エェェェェェェン!!!!」
どちらも幼い、しかし殺気にまみれた咆哮を挙げ相手を滅ぼさんと何度も何度もぶつかり合う。
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