愛しています続々続々

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ハンゾウ「迷いのない返事だな。聞く前に不安は無いのか?」 カスミ「御座いませぬ。ハンゾウ様のその尊き御言葉、聞かぬ訳にはいきません。 それに、私の未来が決まる話なら、聞かない訳には。」 カスミのハンゾウへの忠義心揺るぎないものだと、この瞬間にハンゾウは再認識していた。 ハンゾウ(心の中)「己が未来に迷いがないのはよいが……………今回だけはなぁ…………。 だがまぁ、マクドール様の頼みなら仕方あるまい…………。」 ハンゾウはどうやらあまりこの事に気乗りしてはいないようだ。 何故ならハンゾウはカスミが望ならば、マクドールに頼まれれば、カスミを嫁がせてもよいと考えていたからだ。 なので、マクドールがこのような話をするとは思っていなかったのだった。 ハンゾウ「カスミ、お主はマクドール殿をどう思っているのだ?」 ハンゾウがそういうとカスミの顔が真っ赤になった。 あたふたする素振りは無かったが返事の言葉はかすかに振るえていた。
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