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カスミ「私なんかが………………マクドール様の行動に口出ししちゃ行けないのはわかって…………います。でも…………もうマクドール様が目の前からいなくなるのは嫌…………なんです。」
小さく震えた声でカスミがマクドールに言った。
カスミの頭を撫でていたマクドールの手が止まり、マクドールはカスミの頭から手を離した。
マクドールが手を離してもカスミはうつ向いたままだった。
マクドールは少し悩んだがすぐ行動に起こした。
マクドール「カスミ、そのままそこを動くなよ。」
マクドールの鋭い声にビクッとカスミの体が反応し、そのまま静止した。
カスミは体を静止したものの心の中は揺れていた。
カスミ(心の中)「ま…………まさか、私出過ぎで、き………嫌われたの?
このままここでお別れってことなのかな?
また離れ離れ?
嫌……それだけは絶対に嫌!!
もう……離れ離れだけは嫌!!
折角また一緒にいれるようになったのに………!!!!」
うつむき正座をしているカスミをマクドールが横切った。
が、少し進んだ所で立ち止まり、カスミの後ろにあぐらで座りこんだ。
カスミ「ま………まさか、怒りのあまり“裁き”とかされたりするんじゃあ…………………。」
カスミの額や頬には冷や汗が溢れていた。
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