第一話「愛しています」

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カスミ「私なんかが………………マクドール様の行動に口出ししちゃ行けないのはわかって…………います。でも…………もうマクドール様が目の前からいなくなるのは嫌…………なんです。」 小さく震えた声でカスミがマクドールに言った。 カスミの頭を撫でていたマクドールの手が止まり、マクドールはカスミの頭から手を離した。 マクドールが手を離してもカスミはうつ向いたままだった。 マクドールは少し悩んだがすぐ行動に起こした。 マクドール「カスミ、そのままそこを動くなよ。」 マクドールの鋭い声にビクッとカスミの体が反応し、そのまま静止した。 カスミは体を静止したものの心の中は揺れていた。 カスミ(心の中)「ま…………まさか、私出過ぎで、き………嫌われたの? このままここでお別れってことなのかな? また離れ離れ? 嫌……それだけは絶対に嫌!! もう……離れ離れだけは嫌!! 折角また一緒にいれるようになったのに………!!!!」 うつむき正座をしているカスミをマクドールが横切った。 が、少し進んだ所で立ち止まり、カスミの後ろにあぐらで座りこんだ。 カスミ「ま………まさか、怒りのあまり“裁き”とかされたりするんじゃあ…………………。」 カスミの額や頬には冷や汗が溢れていた。
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