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そんなカスミを他所にマクドールはちょっと勇気をだして行動に移した。
すっと腕を伸ばしてカスミのお腹に手を当てて、足を開き気味にした三角座りの真ん中に引き寄せた。カスミの正座姿勢はくずれマクドールと同じような三角座りになった。
カスミ「ふぁっ……………!?」
咄嗟の事に、自分の考えていた事と全然違うマクドールの行動にカスミはビックリするのだった。
二人の体はマクドールが引き寄せたので密着している上、マクドールの手はカスミを包むようにお腹にまわしていた。
これでは逃げられない。しかしカスミ自体あまり抵抗しなかったのだ。
マクドールは幸せそうな顔をしているが、カスミは顔がものすんごく真っ赤でただ驚くだけだった。
マクドール「カスミ……、今何考えてる?」
マクドールがカスミに尋ねた。
カスミ「………………………。」
カスミが何も答えず顔を一層真っ赤にしてプイッと顔を背け、マクドールを見ないようにしていた。実際頭の中は真っ白で何も答えることが出来なかっただけである。
マクドール(頭の中)「ここまでしちゃったんだ………嫌われたかなぁ。でも今日は、今は……………、引いちゃ駄目だ。」
マクドールも頭の中で戦う決意を決めた。これから自分のすることに悔いのないようにと願った。
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