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「うん、新入生です」
「やっぱり、ボクも新入生だから敬語はいらないよ」
「うん!」
さっきから使い慣れてない敬語みたいな言葉で喋る少女に安心させるために笑いかけながら教えてあげる。
でも、起きたら知らない人にお姫様抱っこされていたのに、警戒しないのは何でかな?
「こら!そこの二人、もう入学式が始まるぞ早く中に入らんか!」
「「はい!」」
ボクの疑問は教師であろう男の人によって掻き消された。そして、そのまま体育館に連れられて行く。
これがボク達三人の運命出会いだったんだ。
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