151人が本棚に入れています
本棚に追加
/104ページ
―B島・凪&ブラックウォーグレイモン
2人はB島に上陸し
海岸で夕日を見ている
「…………」
「…………」
沈黙が続く
夕日に見とれているのか
ただ単に話すことがないのか
「…凪」
「…何だ?」
凪は笑顔で答えた
「お前は何のために生きている?」
「何のために生きている、か。」
凪は空を見上げた
数秒経って凪は答えた
「自分のためだ。」
「自分のため?」
「せっかく生まれてきたんだ。なら、自分のために生きていることに楽しみや幸せを感じたい。」
「楽しみや…幸せ…」
ブラックウォーグレイモンは
考え込んでいる
「あとな…こんな俺にも彼女がいてな。梨沙っていうんだけど…元気にしてるかなー。」
「…凪。」
「ん?」
「一緒にいるのが俺で…お前はよかったのか?」
「…………」
凪は一瞬 驚いたように黙り
そして…
最初のコメントを投稿しよう!