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「…そう言うことか」
まるで体中の水分を最大値まで放出したんじゃないかって位
泣けるだけ泣いた私は
1ヶ月程前にその件でパパから連絡が来て以来
パパを避け続けていたこと
その為にパパが今日学校まで来ていたこと
先程パパから聞いたその理由
全部をリオに話した
一言呟いてから暫く考える用な仕草をしてから
リオは私の目を見て尋ねてきた
「で、お前はどうしたい?」
「えっ?」
急な質問に戸惑っている私に
「岩国の家の事情はわかった
でもそれとお前の気持ちってのは別だろ?
お前はどうしたいの?
親父さんの為に岩国に帰りたい?」
なんて聞いてくるもんだから
「そんなわけないじゃん!!
私にとって今の生活が凄く大切だってリオは知ってるじゃん!
ママや皆のこと大好きだってわかってるくせに
どーしてそういうこと聞くの?」
私が半ば怒ってまくしたてているのに
張本人のリオは満足そうに笑ったと思うと
また私の頭をポンポンって
私は何だか無性に恥ずかしくなってついつい黙り込んでしまった
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