元(もと)

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「ええ、でも最近行きたがらないのよ…」「そう…なんですか?残念です…でも大丈夫ですよ!僕がなんとかします!だから…」 玄関で話す声は2階の俺の部屋でも聞こえる 「ありがとう」 この時だけ、自分の母親が笑う姿が頭に過ぎった 静かになった後、母親が2階へと上がってきた…そしてドア越しに 「せいぜいあの子に嫌われることだ…明日あの子が来たらビックリして会いにこなくなるかもね」 と笑った様子で喋り、下りていった
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