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えっと山行くし、今日は暑いから、短めのズボン履いてこ。よしっ、決まったぜ。
「宙?母さん、ご飯作るから待っててね」
母さんの事は気にしないでいよう。
亜麻色っぽいゆるめのズボンに、オレンジのフード付きの長袖Tシャツ。服装はバッチシだ。
「母さん」
俺はそう言いながら、部屋を出て、下に降りた。
「今日の昼食ってさ、ホットケーキ?」
「そうよ。宙の好きなブルーベリージャム、あるわよ」
俺は母さんの言葉に反応して、冷蔵庫を見た。
「オレンジにストロベリーもある……」
「さっき、光君のお母さんがくれたのよ。今度はちょっと作り方を変えてみましたって」
光の母ちゃんナイス!
俺が蓋を開けようとした時。
「手で食べちゃダメよ」
ギクッ。
「図星ね。宙、いつも先に味見しようとするんだから。ほら、焼けたわよ」
早ッ!!いっつも母さんの速さには、驚く。俺のツッコミ魂が燃えるのだ!
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