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こいつの言う事、毎回違うし。
こいつは馬鹿過ぎるのか、頭良すぎてわざと言ってんのか分からない。そこがよりどころがなくていいのかな。
「とにかく、俺を便りにしろ」
「えっ……?今、イントネーション違った……」
「そんな事、気にすんな」
ずっと光に振り回されっぱなしだった。
俺達の教室、1年3組に着いた。席は真ん中の列だった。前から2番目。後ろが光だ。
「理科の女の先生、何カップかなぁ……?」
あほみたいな事を言ってるから、チラッと振り向くと光の奴、にやけていた。
俺は、さっき貰ったばかりの歴史の教科書を丸めて光を叩いた。
「痛っ」
と、俺が叩いた場所を摩った。
「保健室の先生はどうなんだろう……?」
何事も無かったかのようにうつつを抜かしている。
ちょうどその時、ガラッと教室のドアが開いた。担任の、原崎 久美(ハラサキ クミ)先生だ。
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