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「おはようございます。先程も体育館で紹介されたと思いますが、改めて紹介します。原崎 久美です」
わざわざ丁寧に黒板に漢字で書き始めた。原崎先生は、綺麗だ。だが、結構新米らしい。
「……今更、誰が黒板に名前なんか書くんだよ……」
小声の呟きが聞こえた。光の後ろの席にいる奴だ。
そいつの言う事は尤もらしい。そこは新米だから、多めに見るしかない。
「ここで皆さんに、自己紹介してもらいましょうか!!」
「「「ええぇーっっ!!」」」
予想通りの大ブーイング。そりゃそうだろ。高校にもなって、自己紹介?
小学生かよ、ってな。
「……と、言うのはジョーダンです!はい、さて、今からいろいろと手紙を配ります」
原崎先生の意外な発言には、ホントひやっとした。新米で歳近い方だから、そういう事もするのか。
「はい。手紙に全て、目を通して下さいね」
配られた手紙は様々。
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