王宮に集いし五人

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「…えっと、まあ、そうだけど……」 みんなを代表して、俺が関西弁の女に答えた。 「ほぇ~…、アンタイケメンやなぁ!彼女おんの?」 「な、なんだよいきなり。いるわけねーだろうが」 「ホンマに!?じゃあさ!ウチと付き合わへんか!?」 「はあ!?」 「冗談や冗談!そんな驚かんといてやもう!反応カワエエなぁ!」 ぬ…この女、なんかよくわかんねーけど厄介な奴だな…… でも…すげぇ可愛い。 そこらへんにいそうな普通の女の子みたいな服装で、顔はアイドルにも負けないぐらいに可愛い… ―ゲシッ! 「あたっ!な、なんだ?」 突然後ろから足を蹴られた。 振り返ってみると、エルシアが上目遣いで俺を睨みつけていた。 その後ろに、何故か蒼菱まで睨んでくる。ついでに殺気みたいなモンまで飛ばしてきやがる… つか、俺何かしたか? 「おっ!お二人さんもなかなかのイケメンやん!なんや?選抜者でホストクラブでも開くんか?」 関西弁の女は風羅と鋼輝を見ながら言う。 それより、やけにテンションが高いなこの娘… まあ、暗いより明るい方がいいけど、この娘はなんか、あれだな、亜里奈に感じが似てるなぁ。 「……ん?どうしたんや?ウチの顔になんかついてんの?」 「えっ!?あ、いや、別になんでもないよ…」 しまった…ジロジロ見過ぎたか。失礼な事しちまったか? 「あっ!もしかして、ウチに見とれとったとか?」 「ち、ちげーよ!!」 いや、別に違わくわないけど…… ((あのヤロー………)) ……後ろから原因不明の怒りが飛んでくる……
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